東寺が建立されたとき、まず建てられたのが薬師如来を本尊とする金堂でした。下の写真は、その金堂であり、二階建てのように見えますが平屋のようです。裳階の中央に小さな屋根が作られていますが、これは珍しいもののようです。
嵯峨天皇により東寺を託された空海は、唐から持ち帰った密教を広めるため、東寺の伽藍の中央に講堂の建設を行いました。そして空海は講堂の中に密教の教えを分かり易く表現するため、いわゆる立体曼荼羅を作りました。
立体曼荼羅は、大日如来を中心とした五智如来、五大菩薩、五大明王、六体の天の合計二十一体で構成されたものです。写真は立体曼荼羅が安置されている講堂です。
嵯峨天皇により東寺を託された空海は、唐から持ち帰った密教を広めるため、東寺の伽藍の中央に講堂の建設を行いました。そして空海は講堂の中に密教の教えを分かり易く表現するため、いわゆる立体曼荼羅を作りました。
立体曼荼羅は、大日如来を中心とした五智如来、五大菩薩、五大明王、六体の天の合計二十一体で構成されたものです。写真は立体曼荼羅が安置されている講堂です。
講堂の中央に置かれた大日如来は、すべての起源となる宇宙を現しているそうです。また、大日如来は菩薩や如来などのすべての仏に化身することができるそうです。したがって、立体曼荼羅は生きてるものは生きながらにして仏になることができるという即身成仏を現しているそうです。難解ですね。
下の写真は空海が唐から持ち帰ったとされる曼荼羅のお土産です。左が胎蔵界曼荼羅、右が金剛界曼荼羅です。空海はこの両界曼荼羅をさらに分かり易くするために立体曼荼羅を作ったそうです。
大師堂には弘法大師空海の坐像が安置されています。京都散歩を始めたことのご挨拶と無事に京都散歩を完遂することができることを願って大師様にお参りしました。写真は大師堂の門です。