京都散歩(28) 栂尾山高山寺 -鳥獣人物戯画-

栂尾山(とがのおさん)高山寺は、神護寺から徒歩約20分位の山中にあり、2年前に東京国立博物館で公開された国宝「鳥獣人物戯画」を伝える寺院ですね。写真は、高山寺の表参道です。
高山寺は奈良時代に創建され、その後、神護寺の文覚の弟子である明恵上人が鎌倉時代に後鳥羽上皇から寺領を賜り再興したようです。写真は境内の入り口です。
高山寺は、鳥獣人物戯画をはじめとし、多くの絵画や文書、建物が国宝に指定され、貴重な文化財を伝える寺院のようです。写真は明恵上人の住居だったとされる国宝「石水院」の門です。
石水院には、日本最古の漫画といわれる鳥獣人物戯画の複製が展示されていました。鳥獣人物戯画は全4巻からなる絵巻であり、複数の作者により書かれたものらしく、また所々に編集された跡があるようです。ウサギ、カエル、サルなどが擬人化されユーモラスに描かれていますね。
この鳥獣人物戯画など重要な文化財が山中の高山寺にあった理由は不明でありますが、高山寺が修行道場や学問所の役割を果たしていたため文化財が持ち込まれたといわれているようです。写真は明恵上人座像が安置されている開山堂です。
境内の奥にある金堂です。
また、境内には茶園があり、諸説ありますが、ここが日本最古の茶園とされています。鎌倉時代初期、臨済宗の開祖である栄西(後に建仁寺を建立)が南宋から持ち帰った茶種を明恵上人がこの地に植え、栽培したと伝わるようです。当時の茶は嗜好品でなく修行における眠気覚ましの薬として使用されていたようですね。
神護寺と高山寺の間には槙尾山(まきのおさん)西明寺がありました。写真は清滝川に架かる指月橋です。
西明寺は神護寺の別院として創建されたそうです。
清滝川と指月橋ともみじ
高山寺の散歩を終わります。